ビューティーレポート vol.9 : 江尻千穂

「意外と見られている! かかとは女子度のバロメーター」




◆定期的なスクラブで固くなった古い角質をオフ



 20代のうら若き頃のこと。一緒に仕事をしていた男性の先輩が、私にふと言いました。「足の裏がおばさんぽい」。……ガーーーン! 漫画だったら、間違いなく顔に縦線が入っていたことでしょう。そう言われて見た自分のかかとは、干涸びた地面のように固くカサついていて、言い訳のしようもない有様。穴があったら入りたいほど恥ずかしかったことを、いまでも鮮明に覚えています。

 それからは、週に1〜2度はスクラブで足裏の角質をケア。たっぷり保湿クリームを塗るのが日課になりました。365日ほぼ毎日お手入れをしていて気づいたことは、素足の季節こそ入念なケアが必要だということ。冬場は確かに乾燥しますが、タイツなどでカバーされるので、保湿さえきちんとしていれば大事には至りません。でも、素足でサンダルを履くようになると、事態は深刻化してきます。外気に直接さらされ、何のクッションもなく刺激や摩擦を受けている足は、1日で固く乾いしてしまいます。春夏こそ、足裏ケアは気が抜けないのです。

 自分が気にしているからか、人のかかとにも目がいくのですが、素敵なサンダルを履いている人のかかとがカサカサなことって、結講あるんですよね。ファッションやメイクには気をつかっているのに、そこだけノーマーク。せっかくのおしゃれも台無しに思えてしまいます。



◆いい香りは三日坊主防止の特効薬



 素足の季節は、毎日でも角質ケアをすべき。面倒だと思うかもしれませんが、スクラブで磨くのは、両足で3分もかかりません。そして、お手入れ直後に明らかに質感が変わります。ゴワついていた肌がすべすべになるのは、かなりの快感。足裏だけでなく、ひじやお尻など、ザラつくところを中心に全身磨きたくなってきます。簡単で結果の出やすいスクラブケアは、習慣化しやすいはず。

 ボディケアは続かない……と思っている人は、香りでアイテムを選ぶのもひとつの手。オムニサンスの「ゴマージュ・デリス・ドゥ・ピスタチオ」は、甘くて美味しそうな香りがバスルームいっぱいに広がります。疲れて殺伐とした気分のときも、女子度のあがるハッピーな香りが、お手入れしようという気にさせてくれること請け合い。スクラブ後、肌が柔らかくなるだけでなく、しっとり潤っているのも、さすがボディケア先進国おフランス製だなと思わせます。


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 足裏の角質がたまっていると、ニオイの原因菌が繁殖しやすいという話もあります。スクラブで定期的にケアしていれば、気になるニオイ対策にもなって一石二鳥。本格的な素足のシーズンを前に、お気に入りのスクラブ剤を見つけておいてはいかがですか?




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