ビューティーレポート vol.10 : 加藤智一

「人肌からやわらかく香らせる、アロマティックなボディオイル」




欧米で発売されているボディケアの製品名で、以前から「素敵なネーミングだな」と思っていたのが、スキンセント(skin scent)という言葉。

「肌が香る」という意味の通り、ボディオイルやボディミルクの製品名に多く、その特徴は人肌と同調するようなアロマです。

 そもそも欧米では、メイクアップにしてもボディケアにしても“素肌感”を重視していて、たとえば日本ではファンデーションは“隠す・カバーする”ことが優先されますが、欧米では仕上がりの“ヘルシーさ”が尊重されています。
 海外のメイクアップアーティストにインタビューすると、「朝、起きたての頬の血色感を目指した」と語る人が多いのですが、そのフレーズを聞くたびに、日本人の私は「そうなのかな?」と疑問に思うものの、つまりは人の手が加えられていない、健康的な美しさ、というのが彼らの美意識の基本にあるのでしょう。
 そういった意識はボディケアにも通じており、“スキンセント”という言葉も、「もっともセクシーな香りは、素肌から体温とともに立ちのぼるようなもの」という、彼らの価値観のあらわれ。
 香水のような華々しい花々の香りとは異なり、ボディケアではフェロモンに香りをつけたような官能的なアロマが人気を得ているのです。



 今回、オムニサンスから発売されたボディオイル「ルフレ・ドゥ・ソワ」は、そんな“フェロモン系”の王道と呼べる製品。香りのいいボディオイルというと、ハーブをブレンドしたような清涼感ある香りが多いなか、こちらは真逆のアプローチで、スイートアーモンド、ツバキ、アプリコットカーネルをはじめとする、濃密な香りのオイルをブレンド。いままでになく甘やかで肉感的なアロマに仕上がっています。
 しかも、肌なじみがいいドライオイルのため、塗布後はシルキーな肌ざわりに。ナイトウェアや洋服とケンカすることもありません。



 こちらのオイルは就寝前も外出前も使えますが、おすすめのシーンは夜。仕事帰りにイベントやパーティがある時に、脚全体や肩など露出する部分に使ってツヤを与えたり、バスタイムの後に全身にマッサージするように使いましょう。
 ”イイ女風味”の甘やかな香りを身に纏うことができ、センシュアルな肌が完成します。大切な彼と親密な夜を過ごす時にも活躍してくれるはずです。





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